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※当店では新品転売は一切行っておりません。記事内のパークでのグッズの購入は、スタッフの個人の購入の際のレポートです。
当店はスタッフ各自の1ディズニーファンとしてのスタンスを大切にしております。

世界初の長編アニメーション映画「白雪姫」にまつわるトリビアをご紹介!

1937年公開の映画「白雪姫」は、世界初の長編アニメーション映画として有名です。
映画に登場する白雪姫や7人のこびとたちは、いまだに愛され続けている大人気のキャラクターですね!
アニメ史に残る傑作と言われており、その映像技術は今見ても素晴らしいです!
そんな「白雪姫」にまつわるトリビアをご紹介していきます!

白雪姫の初期デザインはベティ・ブープそっくりだった!


画像引用元:白雪姫|ディズニープリンセス|ディズニー公式

白雪姫といえば、清楚で可愛らしいイメージです。
ディズニープリンセスでは珍しい黒髪で、日本人から見ても親しみやすいですよね。
そんな白雪姫ですが、初期はベティ・ブープ似のセクシーなデザインだったそうです。
ちょっと想像できない感じがしますね。
なぜそんなデザインになったかというと、ベティ・ブープを描いていたアニメーターが白雪姫のデザインをしたからなんです。
ちなみに、ベティ・ブープの短編作品にも白雪姫をモチーフにしたものがあります。

白雪姫は原作では王子のキスではなく、棺が揺れたのがきっかけで生き返った!

白雪姫といえば、初恋の王子さまの口付けで生き返るというロマンチックなストーリーで有名ですね。
でも、原作の童話では彼女は違うきっかけで目覚めているのです。

原作でも白雪姫は毒リンゴをかじり、息絶えてしまいます。
こびとたちは彼女の死を悲しみ、遺体をガラスの棺に入れました。彼らは白雪姫の美しさを惜しみ、埋葬することなく棺を飾っておきました。
ある日、王子がたまたまこびとの家に通りかかり、死体でもいいからと棺こと彼女を持ち帰ります。
棺を担いでいた家来の一人がつまづいて棺を揺らしてしまい、その拍子にのどに詰まっていたリンゴが吐き出され、彼女は生き返りました。
王子は彼女が生き返ったことをとても喜び、国に連れ帰って妻にしました。

……なんだか、ものすごい話ですね。とても子どもに聞かせられるストーリーではありません。
ロマンチックさの欠片もなく、ディズニー版を知っているとちょっとがっかりしてしまいますね。
白雪姫にはほかにも様々なバージョンがあり、それぞれストーリーの細部が異なっています。
興味がある方は、ぜひ読み比べてみてください!

日本語吹き替え版の挿入歌のタイトルは、時代によって変わっている!

白雪姫には様々な挿入歌が使われており、どれも人気が高いです。
これらの挿入歌のタイトルは、時代によって変わっています。
例えば、CMソングなどにも多く使われている「ハイ・ホー」。
1958年版では「それ掘れそれ掘れ~ハイ・ホウ」、1980年版では「仕事の歌~ハイホー」というタイトルになっています。
「ブラドル・アドル・アム・ダム」は、1958年版「ブルルル・ブンブン」、1980年版「手を洗う歌」です。1958年版はセンスが独特で面白いですね。
一方「小人達のヨーデル」が1958年版が「小びとのヨーデル」と現在のタイトルに近いのに比べ、1980年版は「へんな歌」と一蹴されています。
また、過去には「馬鹿な歌」と訳されたこともあったそうです。
ひどい言われようですね。

映画に使用されず没になった挿入歌が2つもある!

白雪姫の挿入歌は8つですが、映画に使われず没になった曲も2つあります。
まず1つ目は「ミュージック・イン・ユア・スープ」です。
この曲は、白雪姫とこびとたちが食事するシーンで使われる予定でした。
アニメーションも作られアフレコも住んでいましたが、「内容が下品」という理由でウォルトに没にされていしまいます。
2001年版と2009年版のDVDに映像と楽曲が収録されており、現在でも見ることが可能です。

2つ目は「大切にしよう、子供の心」です。
この曲は、「小人達のヨーデル」が映画に採用される前に作られた曲です。
映画には小人達のヨーデルが採用されたため、没になってしまいました。
デジタルリマスター版のサウンドトラックに収録されており、現在でも聞くことが可能です。

白雪姫のお城のモデルはセゴビアのアルカサル

白雪姫に登場するお城は、崖の上に立っているのが特徴です。
このお城には、実はモデルがあるんです!

白雪姫のお城のモデルは、スペインのセゴビアにあるアルカサルです。
900年前にイスラム教徒が基礎を築き、レコンキスタ後にキリスト教徒がスペイン随一の美しいお城に仕上げました。
世界の名城25選などにも選ばれている、大人気のお城です。
白雪姫のモデルとなっているだけでなく、歴史に触れることができるのも嬉しいですね。
「セゴビア旧市街と水道橋」の一部として世界遺産に登録されています。
スペインの首都マドリードから高速鉄道で約30分で行くことができますので、スペインを訪れた際はぜひ足を運んでみてください!

7人のこびとには頭頂部の毛がない!

7人のこびとといったら、豊かなひげがと帽子が特徴です。
パークではそれぞれ異なる色の帽子をかぶっているため、簡単に見分けることができます。

そんな7人のこびとですが、彼らが帽子をとったらどうなるか知っていますか…?
映画の中でこびとたちは、毒リンゴを食べて息絶えた白雪姫を見て悲しむシーンで帽子をとっています。
あんなにふさふさな白いひげがあるのだから、髪の毛もふさふさだと思いますよね。
でも実は、彼らの頭頂部には毛がないんです!
後頭部には、ひげとつながるように毛が生えています。ある意味衝撃的ですね。
ちなみに、ひげが生えていないおとぼけは、後頭部にも毛がなく丸坊主です。

7人のこびとはもともと23人もいた!?

白雪姫に登場するこびとといったら7人で、それ以上でもそれ以下でもありません。
しかし、実はこびと候補は実は23人もいたんです!
16人ものこびとが没になっているなんてすごいですね。
ボツになった16人のこびとの名前はげっぷ、かたくるしい、はれた、すばやい、かっこいい、おしゃれ、おしゃべり、あざ、ふらふら、そわそわ、のろま、ぜいぜい、ちび、ろうあ、はげ、おでぶだそうです。
ただの悪口では?という名前も多いですね。中には、現代では間違いなく大問題になるような名前も…。
現在のこびとたちが選ばれて本当に良かったですね。

アトラクション「白雪姫と七人のこびと」は日本バージョンが一番怖い!

東京ディズニーランドには、白雪姫のアトラクション「白雪姫と七人のこびと」があります。
同様のアトラクションがアナハイムとパリにもありますが、日本版の内容が一番怖くなっています。

もともとこのアトラクションは、お化け屋敷的な位置づけで作られました。
ゲストが白雪姫の気分になれるよう白雪姫目線で進んでいくため、魔女がたくさん登場して怖い印象となっています。
TDL版はBGMがほとんどないうえ、ラストも魔女が倒れるシーンで終わります。
ほかのパークでは王子様に助けられるシーンが再現されていたり、出口に設置された巨大な絵本で王子と白雪姫はこの後幸せに暮らしたといった説明があったりしますが、日本版は投げっぱなしです。
後味も悪く、アトラクション名とのギャップがかなり大きいですね。

ちなみに、アナハイムでは「白雪姫の恐ろしい冒険」というタイトルになっています。
日本版もこのタイトルの方がしっくり来たかもしれませんね。