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東京ディズニーランドで人気があるアトラクションといえば、やはり「3大マウンテン」です。
3大マウンテンとはビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテンのことで、3つともスリルのあるコースター系アトラクションです。
ランドに行ったら、この3つには絶対乗る!という方も多いのではないでしょうか。
3大マウンテンは人気のため待ち時間も長く、乗り場まで退屈しがちです。
乗り場につくまでの間、みんなに話したくなるアトラクションの豆知識やトリビアをご紹介します!
ビッグサンダー・マウンテン
画像引用元:【公式】ビッグサンダー・マウンテン|東京ディズニーランド|東京ディズニーリゾート
ビッグサンダー・マウンテンは、ゴールドラッシュ後の1880年代の廃鉱が舞台のアトラクションです。
1850年代ごろ、開拓者たちは金塊を求めてビッグサンダー・マウンテンで採掘を始めました。
先住民たちは、ビッグサンダー・マウンテンには神々や精霊が住んでいるため、うかつに手を出すと災いが起きると警告しましたが、開拓者たちはそれを無視。
「ビッグサンダー・マイニングカンパニー」という会社まで作って、採掘を続けました。
しかし、鉱山で謎の事故が頻発するようになり、運転士のいない鉱山列車が暴走しているという噂まで流れ始めます。
ゲストは「ビッグサンダー・マイニングカンパニー」の事務所から列車に乗り込んで、無人の廃鉱となったビッグサンダー・マウンテンを猛スピードで駆け抜けます!
トリビア1:ビッグサンダー・マウンテンは映画「西部開拓史」がモチーフ
ビッグサンダー・マウンテンは、映画「西部開拓史」をもとにしたアトラクションです。
「西部開拓史」は1962年のアメリカ映画で、特にディズニーは関係ありません。
ディズニーランドのアトラクションなのに、ディズニーに関係ない映画がモチーフというのは面白いですね!
トリビア2:定番お土産の「チョコクランチ」はビッグサンダー・マウンテンをイメージ!
現在、パークのお土産の定番となっている「チョコクランチ」は、ビッグサンダー・マウンテンのオープンに合わせて開発されました。
クランチのごつごつとした質感を、ビッグサンダー・マウンテンの岩山に見立てています。
チョコクランチは発売直後、生産が追い付かなくなってしまったほどの人気だったそうです。
トリビア3:TDRで初めてファストパスが導入されたのはビッグサンダー・マウンテン
近年では当たり前となっているファストパスですが、日本で初めて導入されたのは2000年7月24日のことです。
記念すべき初のファストパス対応アトラクションは、ビッグサンダー・マウンテンでした。
その翌月からスペース・マウンテン、翌々月からプーさんのハニーハントなどがファストパスに対応しました。
トリビア4:ビッグサンダー・マウンテンは隠れた花火スポット!
ビッグサンダーマウンテンは、実は花火鑑賞スポットとしても人気なんです!
待ち列は少し高いところにあり、景色が抜群。待ち時間が花火のタイミングと重なれば、アトラクションを待ちながら花火を楽しめます。
さらに運が良ければ、ビッグサンダーマウンテン乗車中に花火を見られることも!
狙って見ることは難しいですが、運よく見られたら一生の思い出になること間違いなしですね!
トリビア5:入り口横にあるトラクターは1898年製の本物!
ビッグサンダーマウンテンの入り口には、トラクターが置かれています。
実はこのトラクターは、今から100年以上も昔の1898年に製造された本物なんです!
世界に数台しか残っていない、歴史的にもとても貴重なものを間近で見られるなんてすごいですよね。
しかも、このトラクターは当時食料などの運搬のために実際に使われていたんだとか。
今のトラクターとは違い、蒸気を動力に使って動いていたそうです!
西部開拓時代の雰囲気を実際に感じられますので、ぜひ次にビッグサンダーマウンテンに足を運んだ際はチェックしてみてください!
トリビア6:アトラクション中、4種類の動物が登場!
ビッグサンダーマウンテンに乗車中、アメリカに生息する4種類の動物たちの姿を見ることができます。
全部見つけることができたらすごいかも!?
1種類目はビッグホーンシープで、岩の上にいます。大きな角が特徴です。
2種類目はオポッサム。日本ではフクロネズミとも呼ばれている、ネズミそっくりな有袋類です。
アトラクションには親子で登場。そのうち小さな1匹は、列車通過時の風圧で回転します!
3種類目はコヨーテ。小型の狼のような見た目です。アトラクションには3匹いるので、全員見つけられたらすごいです♪
4種類目はコウモリで、トンネルの中で登場します。目が光っているので意外と見つけやすいかも!?
トリビア7:ビッグサンダーマウンテンの落盤事故からの生還者を他のアトラクションで見ることができる!
ビッグサンダー・マウンテンに人間キャラクターは登場しませんが、他のアトラクションでビッグサンダー・マウンテンの関連人物を見ることができます。
その人物の名前はセドナ・サム。ビッグサンダー・マウンテンの鉱山で落盤事故に合いますが、愛犬のディガーに助けられて生還します。
セドナ・サムの姿は、「蒸気船マークトゥエイン号」「ビーバーブラザーズのカヌー探険」などウェスタンランドのアトラクションから見ることができます。
事故から生還した彼は、鉱山に入るのをやめて山のふもとでナマズ釣りをしながら静かに暮らしています。
命の恩人の愛犬ディガーももちろん一緒です♪
セドナ・サムには地元に残った弟チャーリー・サムがいます。
彼はアトラクション「カリブの海賊」で、ブルーバイユーのホタルを眺めていますよ。
スプラッシュ・マウンテン
画像引用元:【公式】スプラッシュ・マウンテン|東京ディズニーランド|東京ディズニーリゾート
スプラッシュ・マウンテンは、映画「南部の唄」をモチーフにしたアトラクションです。
主人公のブレア・ラビットは「笑いの国」の存在を知り、そこを目指してさっそく旅に出ました。
しかし、ブレア・ベアとブレア・フォックスはブレア・ラビットを狙っており、ついに捕まってしまいます。
食べられてしまいそうになった時、ブレア・ラビットは咄嗟に機転を利かせて「いばらの茂みにだけは投げ込まないでくれ」と頼みます。
ブレア・ラビットはいばらの茂みに投げ込まれ、コースターも滝を急降下していばらの茂みへ!
いばらの茂みの中はブレア・ラビットが住んでいる国で、そここそが「笑いの国」だと気づきます。
トリビア1:元ネタの映画「南部の唄」は見るのが難しい作品
スプラッシュ・マウンテンは、1946年公開の映画「南部の唄」がモチーフです。
実写とアニメーションを融合させた作品で、主題歌の「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」はアカデミー歌曲賞を、主人公のリーマスおじさんを演じたジェームズ・バスケットはアカデミー特別賞を受賞している非常に評価の高い作品です。
本作品は、南部の農場を舞台に、白人の少年ジョニーと黒人のリーマスおじさんの触れ合いを描いています。
映画の中では、対等な関係で白人と黒人が交流しており、誤った歴史認識を抱く可能性があるということで全米黒人地位向上協会が抗議したため、アメリカでは1986年から長年廃盤となっていました。
しかし、2009年にDVDとブルーレイが発売され、再び入手可能になりました。
日本でも以前はビデオやレーザーディスクが販売されていましたが、廃盤になっておりDVD化などはされていません。
現在でも、見るのが難しいディズニー作品の1つとなっています。
トリビア2 東京ディズニーランド唯一のシングルライダー対応アトラクション
東京ディズニーリゾートには、一人でアトラクションに乗る人を優先して案内する「シングルライダー」という制度があります。
ファストパスを持っていなくても、1人での利用ならファストパスレーンから優先的にアトラクションに乗ることができます。
東京ディズニーランドでシングルライダーを実施しているのはスプラッシュ・マウンテンのみです。
ちなみに、東京ディズニーシーではインディ・ジョーンズ・アドベンチャー、レイジングスピリッツが対象となっています。
トリビア3:日本のスプラッシュマウンテンは水しぶきの量が少ない
スプラッシュマウンテンが設置されている他のパークは年間の平均気温が高く、湿度が多いため水しぶきがたくさん使われています。
しかし、日本は平均気温が低く、さらに季節によって気候が大きく変わります。
夏でも冬でも快適に楽しめるよう、水しぶきは少なめに設定されているそうです。
トリビア4:落下時の写真を撮ってくれるのは写真家のホタル!
スプラッシュ・マウンテンの大きな楽しみといえば、茨の茂みにダイブする際の写真撮影です!
写真を意識してポーズを決めたり、表情を作ったりと気合を入れて挑む方も多いと思います。
そんな楽しい写真を撮ってくれているのは、ホタルの「フィニアス・ファイアーフライ」。
小動物の国・クリッターカントリーでは有名な写真家なんだとか!
もちろんフラッシュはおしりから自前で焚いています!
トリビア5:ブレア・フォックスの声を演じているのは旧ドナルド!
アトラクションの中で、ブレア・フォックスの声を演じているのは関 時男さんです。
関さんは、80年代にバンダイから発売されていたディズニーVHSでドナルドを演じていました。
80年代のバンダイ版VHSを見て育ったという方にとっては、現在の声優陣より旧声優陣の方がしっくりくる、という方も多いかもしれませんね!
現在のドナルドの声は山寺宏一さんが演じており、言語版そっくりのしゃべり方が特徴となっています。
関さん演じるドナルドは声が低めで今のドナルドとは全然違いますが、とても親しみのもてる声と演技で未だに人気があります。
怒った時の口癖は「トサカに来た!」です。現在のドナルドとはだいぶイメージが違いますね!
ちなみに、ふしぎの国のアリスでは新旧両方の吹き替えでチェシャ猫を演じています。
スペース・マウンテン
画像引用元:【公式】スペース・マウンテン|東京ディズニーランド|東京ディズニーリゾート
スペース・マウンテンは、東京ディズニーランド開園当初からある人気アトラクションです。
ゲストは宇宙飛行士となり、小型ロケットで宇宙に出発します。
エネルギーの大爆発と同時にロケットは大気圏を抜け、宇宙空間を駆け抜けます。
トリビア1:スペース・マウンテンで写真が撮られないのは日本のみ!
スプラッシュ・マウンテンやインディ・ジョーンズ、タワー・オブ・テラーではアトラクション中に写真を撮られる「ライドフォト」が実施されています。
日本以外のパークに設置されているスペース・マウンテンではライドフォトが実施されており、記念の写真を残すことができます。
海外パークのスペース・マウンテンライドフォトは、日本では手に入らない激レアアイテムです!
トリビア2:スペース・マウンテンの初期バージョンは宇宙飛行士が監修!
一番古いスペース・マウンテンは、1975年にマジック・キングダムでオープンしました。
アメリカの宇宙飛行士ゴードン・クーパーが監修しており、本物の宇宙を再現しています。
トリビア3:香港とアナハイムにはハロウィーンバージョンがある!
香港とアナハイムでは、ハロウィーン期間中は「スペース・マウンテン ゴースト・ギャラクシー」が開催されています。
期間中のスペース・マウンテンのスピーカーからは不気味な音楽が鳴り響き、カーブの度に怪物や亡霊が登場します。
二重の意味で怖そうですね…。
ぜひ日本でも体験してみたいイベントです!
トリビア4:3大マウンテンの中で、開園当初からある唯一のアトラクション!
スペース・マウンテンは、3台マウンテンの中で唯一1983年の開園当初からあるアトラクションです。
ビッグサンダー・マウンテンは1987年オープン、スプラッシュ・マウンテンは1992年オープンですので、比較的古いアトラクションなんですね。
開園したばかりのころはまだクリッターカントリーやトゥーンタウンはなく、エリアは5個だけ。
当時からスペース・マウンテンは目玉アトラクションだったんですね。
トリビア5:海外パークではスター・ウォーズとコラボしている!
香港やパリのディズニーランドでは、スペース・マウンテンがさらに進化して「ハイパースペース・マウンテン」となっています。
「ハイパースペース・マウンテン」は、スペース・マウンテンとスター・ウォーズがコラボした夢のアトラクション!
スター・ウォーズのテーマ曲をはじめとしたおなじみの楽曲と迫力ある映像・ストーリーにより、これまでにない体験が味わえます。
スペース・マウンテンのリニューアル版ですが、オリジナル版とは大きく変わっているため新鮮な気持ちで楽しめますよ。
スター・ウォーズファンなら、海外パークに足を運んででも乗りたいですね!
記事作成日:2018年7月18日
記事更新日:2019年7月10日
2019年9月23日
2019年12月4日
2020年3月18日